失敗しない格安SIMの選び方|夫婦でまとめて月1万円下げる5ステップ
「格安SIMは気になるけれど、つながりにくいと困る」「そもそも家族で乗り換えるとどのくらい下がるの?」――夫婦や家族の通信費は、ひとり分ずつ考えるより世帯としてまとめて棚卸ししたほうが、はるかに下げやすいテーマです。本記事では、筆者が一般的に推奨される考え方として整理した5つのステップで、夫婦の通信費を無理なく見直す手順を紹介します。
目次
ステップ1:現状の「請求書」を2か月分そろえる
見直しの第一歩は、今の料金を正確に把握することです。多くの人が「だいたい月8,000円くらい」と感覚で答えますが、端末の分割代・オプション・家族割・光回線とのセット割引などが絡み合っているため、請求書を見ないと本当の金額は分かりません。
おすすめは、夫婦それぞれの直近2か月分の請求明細を並べて、次の4項目に色分けすることです。
- 基本プラン料金(データ量ごとの基本料)
- 端末の分割残債
- オプション(留守番電話・故障保証・有料コンテンツなど)
- 割引(家族割・セット割・期間限定キャンペーン)
この時点で「オプションだけで月1,500円」というケースは珍しくありません。まずは不要なオプションを整理するだけでも、乗り換え前に数百円〜千円単位で下がります。
ステップ2:ひとりごとのデータ使用量を知る
次に確認したいのは「実際に毎月どれくらいギガを使っているか」です。キャリアのマイページや設定アプリから、直近3〜6か月の月間データ使用量を見ます。
一般的な目安として、次のように整理すると選びやすくなります。
| 月間使用量 | 主な使い方 | 向いている目安 |
|---|---|---|
| 〜3GB | 通話・メール・LINE中心 | 小容量プラン |
| 3〜10GB | SNS・動画は時々 | 中容量プラン |
| 10〜20GB | 毎日動画・音楽ストリーミング | 大容量またはサブブランド |
| 20GB以上 | テザリング多用・在宅勤務 | 大容量・使い放題系 |
ポイントは、夫婦で必ずしも同じプランにする必要はないということです。片方が3GB、もう片方が20GBでも問題ありません。
ステップ3:回線の種類を理解する
「格安SIM」とひとくちに言っても、実際にはいくつかのタイプに分かれます。違いをざっくり理解しておくと、候補を絞るときに迷いません。
大手キャリア(MNO)
自社で電波設備を持っている事業者。料金は高めですが、混雑時の通信が安定しやすい傾向があります。
サブブランド
大手キャリアが運営する中価格帯のブランド。大手と同じネットワークを使いつつ、料金は下がります。安定性を重視したい人向けです。
MVNO(いわゆる格安SIM)
大手の回線を借りて運営する事業者。月額料金は最安水準ですが、昼休みなど混雑時間帯に速度が落ちやすいことがあります。通信の「ピーク時の品質」を許容できるかがカギです。
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- 月額料金の最安を比較
- 混雑時間帯の速度
- 乗り換えキャンペーン
- 家族割・セット割
ステップ4:夫婦で「役割」を分けて選ぶ
見落とされがちですが、家族で同じ回線にそろえる必要はありません。夫婦で回線を分けると、万が一の通信障害のときにも片方が生きているため、連絡手段を確保できるというメリットもあります。
役割分担の例:
- ビデオ会議が多い側 → サブブランドの中容量
- 外出が少ない側 → 小容量のMVNO+自宅Wi-Fi中心
- 子ども用のタブレット → データ専用SIMの最小プラン
ステップ5:MNPで乗り換え、旧プランの解約漏れを防ぐ
乗り換え自体はMNP(番号ポータビリティ)の手続きで進めます。最近はオンラインで完結するMNPワンストップ方式が広がっており、以前より心理的ハードルは下がりました。
乗り換え時に失敗しがちなポイントは次の3つです。
- 旧キャリアのオプションの解約漏れ:本体契約は自動解約でも、メールサービスなど別契約のオプションが残ることがあります。
- 家族割の片方だけ解約:片方が抜けた結果、残った家族の割引も外れて逆に月額が上がるケース。
- 端末の動作確認:SIMロック解除や、乗り換え先で使えるバンドに対応しているか要確認。
よくある質問
Q. 格安SIMにすると通話品質は落ちますか?
音声通話(VoLTE)は大手回線を使っているため、基本的には大手と同等の品質です。落ちやすいのは「データ通信の速度」のほうです。
Q. 夫婦で違うSIMでも家族割は受けられますか?
事業者によりますが、多くの格安SIMはそもそも家族割を前提にしない設計です。家族割込みでも元が取れる大手と、単価が低く家族割が不要な格安SIM、どちらが世帯合計で安いかを比較するのが正攻法です。
※本記事はフタリノマネー編集部によるオリジナル記事です。特定事業者の広告ではありません。